生物多様性に対する取り組み
森林保全活動(エクシオの森林(もり))
当社は、創立50周年を契機に、地球温暖化防止と地域社会への貢献を大きく意識し、林野庁が進める森林資源の維持増進活動に賛同し、北海道・東北・関西・中国・九州の5地域の森林管理局と「法人の森林」を分収育林契約※を結んでいます。
契約した森林は、「エクシオの森林(もり)」と名付け、定期的に遊歩道の整備、下草やツタ等の伐採、巣箱の設置などの整備・清掃活動を行っています。また、社員とその家族間のレクリエーションを兼ねた森林探索なども行い、地球温暖化防止の重要性や生物多様性の保全に対する啓発活動の場としても利用しています。
グループ会社の西部電気工業株式会社(本社:福岡市)では、熊本県菊池市と森づくり協定を締結し、「西部の森きくち」で、継続的に植樹活動を実施しています。同じくグループ会社のシーキューブ株式会社(本社:名古屋市)では、三重県いなべ市に設けた「シーキューブの森」で、社員やその家族が参加して、遊歩道・ベンチ等の整備や清掃活動などに取り組んでいます。
※分収育林契約:伐採しないことを前提とした国有林(天然林)の保全活動契約
保全に取り組んでいる主な森林の一覧
名称 | 契約者 | 所在地 | 面積 |
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エクシオの森林(もり) | エクシオグループ(株) | 北海道千歳市 | 3.1ha |
宮城県白石市 | 2.5ha | ||
兵庫県西宮市 | 1.1ha | ||
広島県呉市 | 3.3ha | ||
熊本県宇土市 | 5.4ha | ||
シーキューブの森 | シーキューブ(株) | 三重県いなべ市 | 2.3ha |
西部の森きくち | 西部電気工業(株) | 熊本県菊池市 | 40ha |
新工法の導入による海洋の生態系の保全
「アースシャトル(弧状推進)工法」とは、通信・電力陸揚げ管、水道送水管、海水取水管、洋上風力高圧ケーブル敷設管など海底を保護したまま、必要な管径を必要な場所まで築造できる工法です。漁場やサンゴ礁自然保護区、波浪により管やケーブルの損傷が懸念される場所に最適です。今後の再生可能エネルギー源として有力視されている洋上風力発電では、海底ケーブルによる生物多様性への影響が懸念されていることから、当社グループでは、その解決策として、この手法を重要な取り組みの一つとして考えています。
また、新たに、泥水式推進工法により小口径管での長距離水中到達を実現できる「マリンシャトル工法」を開発。お客様の幅広いニーズにお応えできる体制づくりに力を入れています。
シャトル工法の提案実績
検討依頼 | 施工実績 | |||
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2021 | 2022 | 2023 | 累計 | |
アースシャトル | 17 | 10 | 12 | 4 |
マリンシャトル | 2 | 1 | 1 | 0 |