リスクマネジメント
基本方針
当社グループは、次の事項を基本方針としてリスク管理に取り組んでいます。
- 戦略・事業目標の策定及びその実践とパフォーマンスにあたっては、リスクプロファイル・リスク選好・リスクキャパシティ及び許容度を考慮し、戦略とリスク管理の統合を図る。
- リスクを早期かつ明確に認識し、リスクを管理する上でより多くの選択肢を迅速に提供し、事業目標の未達成、損失、事故、失敗の可能性を軽減する。
- リスクを定期的にモニタリングすることによりパフォーマンスの逸脱に対して迅速性と整合性をもって対応する。
- より包括的で整合性の取れたリスクのポートフォリオを把握し、当社グループの限りある資源のより適切な配分を行う。
リスク管理体制
リスク管理に関わる基本事項を定めた「リスク管理規程」を制定し、リスクカテゴリーとそれに対応するリスク管理部門を設定するとともに、全社的リスクマネージャーとして事業リスク管理委員会を設置し、当社グループ全体レベルでのリスクの識別および評価を行う体制を構築・運用しています。
リスクカテゴリー
リスクカテゴリー | 内容 | ||
---|---|---|---|
ビジネスリスク | 経営リスク | 経営環境リスク | 経営・事業環境の変化に係るリスク |
経営戦略リスク | 経営・事業戦略等の意思決定に係るリスク | ||
業務プロセスリスク | 日常の業務運営に係るリスク | ||
災害リスク | 自然災害の発生に係るリスク |
リスク管理体制図
事業リスク管理委員会
全社的リスクマネージャーとして、当社グループが価値を創造・維持・実現する過程において戦略と事業目標を達成するために必要なリスク管理体制を整備し、リスクを許容可能な量に管理できるとの合理的な期待を当社グループのステークホルダーに確実に提供することを目的に設置しています。委員会の常任委員は、経営企画部長、グループ事業推進部長、財務部長およびリスク管理部長が務めています。
2022 年度の開催回数は、15回でした。
事業リスクマネージャー(第1線リスクマネージャー)
第1線リスクマネージャーとして、当社グループのミッション・ビジョン・コアバリューと整合した戦略を策定するとともに、各支援機能部門から示されたリスク対応方針等に沿って各組織環境に応じた具体的対応策としての実施計画を策定し対策実行の進捗管理を行っています。
支援機能部門(第2線リスクマネージャー)
第2線リスクマネージャーとして、当該リスクカテゴリーについて、当社グループにおけるリスク対応指針を提供するとともに、リスク対応の適切性と有効性および是正状況のモニタリングを行っています。
内部監査部門(第3線リスクマネージャー)
第3線リスクマネージャーとして、事業リスクマネージャーのパフォーマンスを内部監査し、問題点と改善点を識別し、改善勧告を行い、解決すべき課題について最新の情報を提供するとともに、改善状況の検証を行っています。