EXEO エクシオグループ株式会社 サステナビリティサイト

ダイバーシティ&インクルージョン

基本的な考え方

当社グループでは、2017年11月に発表した「ダイバーシティ&インクルージョン宣言」のもと、多様な個性を持った人財がその能力を発揮できる企業風土づくりを推進しています。

ダイバーシティ&インクルージョン宣言

ダイバーシティとは、多様性です。つまり、組織でのダイバーシティ推進とは、「多様な人財の能力を最大限に活かす戦略」を意味します。多様化するお客様ニーズへの迅速かつ柔軟な対応と、事業の発展および業績向上を目的に、「Team EXEO」としてジェンダー、信条、国籍、障がいの有無、性的指向、性自認等を問わず多様な価値観を認め合う風土を醸成し、これまでの常識や固定観念に縛られない、新たな価値創造へつなげ、個と組織の持続的成長を実現します。ダイバーシティ推進にゴールはありません。多様な感性や価値観を取り入れた新しい発想で組織が活性化し、組織の中でイノベーション創出ができる、真の意味での「ダイバーシティ&インクルージョン」をめざします。

代表取締役社長 舩橋 哲也

女性活躍推進

女性活躍推進法に基づく行動計画を策定し、数値目標等を公表しており、目標達成に向けた女性の積極採用や、未来の女性幹部の育成のため、ダイバーシティ推進室、人事部、各部が一体となって育成計画を検討するなど、女性管理職育成のための取り組みを促進しています。

また、2017年より始動した「女性活躍推進役」は、より多様な視点でグループ全体のD&Iを推進するため「ダイバーシティ推進役」と名称を変え、各部店より女性だけでなく男性も含み選出し、職場を巻き込んだ活動を実施しています。

その他、上司と二人三脚で一緒に取り組む研修や、他企業の女性社員との交流会の実施、全女性従業員を対象としたイベントの開催など、女性の意識向上を図るためのさまざまな取り組み施策を実施し、女性の活躍機会創出や支援を行っています。

こうした取り組みの結果、当社は2016年に厚生労働大臣による「えるぼし」の企業認定を受けました。また、経済産業省と東京証券取引所によって、「女性活躍推進」に優れた上場企業として、なでしこ銘柄2020、準なでしこ2021、2022に3年連続選定されています。

女性活躍推進

女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画と進捗

計画期間:2021 年4月1日~2026 年3月31日(5年間)

2021年3月末時点 2024年3月末時点 2026年3月末目標
女性管理職の人数 20名 35名 1.5倍(30名)
女性従業員の人数 307名 343名 25%増(384名)
男性の育児休暇取得率 7.3% 32.9% 20%

障がい者雇用促進

障がいの有無にかかわらず、すべての人がその能力と適性を最大限発揮し、いきいきとした生活を送ることができるよう、障がい者雇用に積極的に取り組んでいます。ダイバーシティ推進室の社員は障害者職業生活相談員資格認定講習を修了し、採用時には希望勤務地、職種、スキル、障がいの配慮事項を丁寧にヒアリングし、受入組織とのマッチングを行っています。入社後は、障がい者と、障がい者の上司それぞれに対し産業保健スタッフによる面談を実施し、安心して活躍いただける職場環境の醸成に努めています。あらゆる障がい特性の方が活躍できるように、新たな職域の創出にも取り組むとともに、専門技術を保有している方も積極的に採用しています。

また、障がいに対する理解を深めるため、グループ会社も含め経営層や、管理職、一緒に働く社員などを対象とした研修を行っています。

障がい者雇用率

(2024年3月31日時点)

エクシオグループ株式会社 2.39%
シーキューブ株式会社 1.38%
西部電気工業株式会社 2.94%
日本電通株式会社 2.68%
大和電設工業株式会社 2.93%
株式会社エクシオテック 2.05%

LGBTQ理解促進

当社はダイバーシティ&インクルージョン宣言に従い、2016年より女性活躍推進、障がい者雇用などと同様に、LGBTQへの理解促進に取り組んでいます。 研修の実施のみならず、ハンドブック・ポスターの作成、社内報への記事掲載など情報発信を行っています。 また、エクシオグループオリジナルALLYシールを作成したり、各地で開催されるLGBTQイベントに協賛、パレードに参加するなどALLYの輪を広げる活動も行っています。 こうした取り組みの結果、当社は、「work with Pride」が策定した職場におけるLGBTQなどのセクシャル・マイノリティに関する取り組み評価の指標を定めた「PRIDE 指標」において2020年度はブロンズ認定を、2021年~2023年度はシルバー認定を取得しています。そのほか、ダイバーシティ&インクルージョンに取り組む企業を認定するD&I AWARDにて最上位の認定となるBest Workplace for Diversity&Inclusionを2021年度より3年連続で取得しています。

経営層・管理職向け研修

定年退職者の再雇用

定年退職後も働く意欲のある社員には長年培った技術や経験を活かしてもらえるように、定年退職者の再雇用制度や退職者を臨時で雇用する登録社員制度、家族の転勤、結婚、出産、介護等の家庭の事情等により退職した元社員を再雇用する退職者再雇用制度を用意し、多様な働き方ができる機会を提供しています。

これらの取り組みにより、当社の技術力を将来にわたって確保し、技能を継承していくことにもつながっています。

ライフプランセミナー

当社グループの社員が定年等による退職後の生活設計について、理解と認識を深め、物心両面のゆとりある人生を送ることができるよう支援するために、53~54歳の社員に対しセミナーを開催しています。また、退職後の社会保険や年金の仕組みについて理解を深めることを目的とし、58~59歳の社員に対してもセミナーを開催しています。

2022年度は、新たに40代の社員に対し、定年後の社内制度の理解および社会保険や公的年金の仕組みについて、これまでよりも早期に理解することで、退職後のセカンドキャリアを計画的により充実したものとできるようにセミナーを開催しました。

外国人の雇用

アジア地域を中心としたグローバル事業の推進や会社の国際化・活性化を図るため、日本と海外双方で活躍が期待できる外国人学生の積極的な採用に取り組んでおり、2023年度新入社員は1名、中途では3名の採用を行いました。

なお、留学生採用に加えて、2022年度特定技能外国人5名をフィリピンより採用し、多様な採用を進めています。

経営層・管理職向け研修

経営戦略としてのダイバーシティ推進の必要性の理解、推進における当社課題を認識するため、上位層より研修を実施しています。経営層、管理職向けには、多様な人財へのマネジメント手法やキャリア形成支援に対する考え方を学び、職場での実践につなげます。今後は、さらに幅広い層へも拡大し、多様な価値観を認め合う、活かす風土醸成のための研修を実施していきます。

ダイバーシティ推進研修実績

(2017~2023年度)

研修内容 回数
経営層向けダイバーシティ推進研修※1 5回
管理職向けダイバーシティマネジメント研修 31回
新任管理者向けダイバーシティマネジメント研修 5回
女性リーダー層研修 6回
女性向けキャリアデザイン研修 6回
新入社員向けダイバーシティ研修 7回
LGBTQ 研修※1※2 7回
障がい者理解促進研修※1 5回

※1 グループ会社含む ※2 経営層向け研修と重複有