special

ニュース

福島県古殿町における木質バイオマスガス化発電所建設に向けた実証試験開始について

2021年11月10日

エクシオグループ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:舩橋哲也)では、福島県古殿町の旧論田小学校において、木質バイオマスガス化発電所建設に向けた実証試験設備建設に着手し、2022年2月より実証試験運転を開始する予定です。この実証試験により所定の性能確認ができましたら木質バイオマスガス化発電所の建設に引き続き移行する計画としています。

最終的に建設する発電所は、古殿町及び町内・近隣の林業関係者のご協力のもと、年間約20,000tの森林未利用材を原料とする杉チップを古殿町周辺で集め、1,980kWの発電施設として運営して行く計画としています。プラントのシステムは、発電効率が約30%、総合エネルギー効率が約85%以上と高い、ドイツ・オランダ・スイスに安定稼働の実績のあるReGaWatt GmbH社(ドイツ)のガス化発電設備を導入し、2004年から当社と木質バイオマスプラント建設で業務提携しているPOLYTECHNIK Luft- und Feuerungstechnik GmbH社(オーストリア)と共同して、2基建設します。
森林資源100%で運用するバイオマスガス化発電所により、周辺地域で林地残材となっている未利用資源を有効に使うシステムを、古殿町のご協力により構築し、地域経済の活性化を図ると同時に森林の健全な再生・成長を支援してまいります。

【古殿町プラントの事業概要】
事業地:福島県石川郡古殿町大字論田字早稲田「旧論田小学校(2011年廃校)」
建設者:エクシオグループ株式会社
出力規模:電気:約1,980 kW、熱:約3,600 kW
想定年間発電量:約1,425万kWh(一般家庭3,800世帯の年間使用電力量に相当)
燃料種類:近隣地域の木材を使った木質チップ(国内未利用材)
燃料使用量:年間約20,000t
CO2削減量:年間6,500t
商業運転開始:2024年3月(予定)



【本件に関するお問い合わせ先】
エクシオグループ株式会社 総務部CSR・広報室
TEL:03-5778-1075 E-mail:koho@hqs.exeo.co.jp

完成イメージ図