聴覚障がい者向け緊急情報システム

EIS ( Emergency information system for Deaf people )

「 文字 」 と 「 光 」 により災害発生情報を表示します

事業案内

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聴覚障がい者は、視覚や身体の障がいをもつ人のように、白い杖や車椅子を利用することがないため、外見ではなかなか健常者と見分けがつきません。そのため、災害や事故の発生時に、避難情報や警戒情報があっても、取り残されやすくなってしまうのが現状です。
そのような状況を、聴覚障がい者向け緊急情報システムを利用することにより、目視による緊急警報の確認が可能となり、災害等から避難するための援助を行うことができます。

特長

火災などの緊急警報情報を 「 文字 」 と 「 光 」 でお知らせ

館内放送の代わりに、自火報設備等の防災システムから発信される警報情報を利用し、「 文字 」 と 「 光 」 により火災等の緊急情報の有事を目視で確認することができます。

商業施設ではデジタルサイネージとして活用可能

有事以外の通常運用として、施設内に設置した EI ディスプレイに運用者があらかじめ登録した文字情報、HTMLコンテンツ ( 動画・静止画 ) を表示させることができます。

ホテルでは宿泊者への有事のお知らせやサービスの連絡として活用

ホテル等で運用するフロントターミナル、ゲストターミナルとの連動により、聴覚に障がいを持った宿泊者へ有事のお知らせやサービスの連絡をすることができます。

システム詳細

システム構成図

主な構成機器

メインコントローラ

火報、災害情報(J アラート、L アラート )の接点入力を受け、各機器を制御します。

  • 区分 ( 直上階 ) 制御も可能( 消防法施行規則 『 地下を除く階が5 以上 』 『 延べ面積3,000 ㎡を超える 』 条件)

【機能・特徴】

  • 入力( DIN )が32点で半導体( FET )を使用し、火報、災害情報(J アラート、L アラート等)の接点入力によりEI ディスプレイ及びゲストターミナルから設定されたメッセージの表示が可能
  • ネットワーク接続により、スケジュール設定、設定変更、状態管理に対応
  • UPS 内蔵により停電時は約 2 分間の動作後、自動的にシャットダウン
  • システム異常時にはメインコントローラ本体のブザーおよび異常警報出力が可能。

サブコントローラ

メインコントローラと連動して、フラッシュ、信号灯、回転灯を制御します。

【機能・特徴】

  • 出力( DOUT )は4点でフラッシュ、信号灯、回転灯の連携が可能
  • フラッシュを最大16台連動することが可能

EI ディスプレイ

緊急情報に連動して緊急メッセージを表示します。同時に内蔵されているフラッシュも点滅します。なお緊急時以外は、時計や館内案内情報、お呼び出し案内などをテキスト、画像、動画と組み合わせフルカラー表示します。

【機能・特徴】

  • 32 インチハーフカット液晶にて広範囲の表示が可能
  • UPS 内蔵により停電時は約 2 分間の動作後、自動的にシャットダウン
  • オプションで PoE 電源にも変更が可能
  • 通信異常の場合、画面に 「 メンテナンス中 」 のメッセージが表示

フラッシュ

緊急情報に連動して光の点滅で異常をお知らせします。

【機能・特徴】

  • 2 連用コンセントボックスに取り付けが可能
  • 光度50 カンデラ以上を実現

フロントターミナル・ゲストターミナル

緊急情報に連動してゲストターミナルにて緊急メッセージを表示します。
また、7インチLCDのタッチパネル操作により、ゲストターミナルからフロントターミナルへ呼び出し( リクエスト )ができます。

【機能・特徴】

  • フロントターミナル
  • ゲストターミナルからの受信で呼び出し音が鳴動
  • 通信異常の場合、画面に 「 メンテナンス中 」 のメッセージが表示
  • ゲストターミナル
  • オプションで振動まくらを接続することで、火災等の有事の際に振動まくらが連動して振動
  • 通信異常の場合、画面に 「 メンテナンス中 」 のメッセージが表示
  • 目覚まし時計機能

システム利用例

EI ディスプレイで緊急情報を文字と光で通知

    • EI ディスプレイは、警報情報受信時に画面が自動で切り替わり緊急情報を 「 文字 」 と 「 光 」 として聴覚に障がいを持つ方へお知らせする以外にも、さまざまな場面で活躍できます。
    • 「 手動での警報案内 」 のほか、日常においては 「 時計表示 」 「 スケジュール毎の館内案内情報 」 「 手動でのお呼び出し案内 」 も展開することができるため、利用者を限定しない運用が実現できます。

非常放送と連動し、火災情報や災害情報( J アラート等 )を自動で表示

有事の際、防災システム等から発信される警報情報を受信すると、通常運用から自動で緊急をお知らせする状態に切替わります。光の点滅ですぐに緊急事態に気づくことができ、文字で現況を把握することができます。

緊急情報を手動で切り替えることも可能

警報情報の受信以外にも有事をお知らせしたい時には、通常運用から手動で切替えることができます。

通常時は時計表示や館内案内情報を表示

通常時は、時計表示のほか、館内において施設内行事やお知らせしたい内容を自由に設定できます。流す内容のタイムスケジュールも組むことができます。また2 画面構成にでき、写真や画像、動画も流すことができます。

手動による割り込み情報などへの表示切り替えが可能

限定イベントの案内、内容変更の周知が必要な場合や対象のお客様をお呼び出ししたい時などは、通常運用から手動で割り込む形で、内容を切替えることができます。

ホテル・旅館などの宿泊施設での利用

    • 聴覚に障がいを持った方の不安は、健常者の想像を遥かに超えています。電話にてルームサービスを受けることが難しく、わざわざフロントまで出向くことも少なくありません。緊急時の警報音も聞こえないため、文字と振動での情報が必要です。

災害情報と振動まくらが連携

火災等における有事の通知をゲストターミナルへ表示し、聴覚に障がいを持った方へ危険をお知らせします。就寝中は気付けず逃げ遅れる可能性が高いため、ゲストターミナルへの表示と同時に、枕が連動して振動することで強制的に起床を促し、緊急事態ということを知らせることができます。
※ 振動まくらはオプションです。

目覚まし機能

設定した時間にまくらを振動させる「目覚まし機能」がついていますので、目覚まし時計としてもご利用いただけます。

円滑なルームサービスを可能にします。

客室に備えたゲストターミナルを操作するだけで、アメニティ、貸出備品などの希望、ルームサービスやマッサージ、スタッフ呼び出しなどの依頼をすることが簡単に出来ます。依頼内容は、フロントに備えたフロントターミナルに通知されるため、宿泊施設側も手話や筆談にて受付することなく即座に対応することができます。

導入実績

全国の各種施設でご利用いただいております。※ 画像は旧システムのものです

■ 札幌市視聴覚障がい者情報センター様

■ 長崎県立ろう学校様

■ 鳥取県日南町エメラルドシティ様

■ 沖縄都市モノレール様

その他にも多数の導入事例がありますので詳細はお問い合わせください。

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