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コーポレート・
ガバナンス

エクシオグループでは、株主をはじめとするすべてのステークホルダーの皆さまから信頼される誠実で 透明性の高い経営を実現するため、コーポレート・ガバナンスが有効に機能する経営組織体制・経営シス テムの構築・維持を重要な経営課題の一つと認識しています。そして、社会環境、法制度等の変化に応じ た経営監視体制など、エクシオグループにふさわしい仕組みを随時検討し、コーポレート・ガバナンスの 更なる強化に向け継続した改善を図ることを基本方針としています。

コーポレート・ガバナンス体制

◆取締役会
独立社外取締役4名を含む12名(2020年度)で構成されており、重要事項の決定および事業執行の監督を行っています。
◆監査役会
監査役制度を採用しており、監査役会を設置しています。監査役会は、独立社外監査役2名を含む4名で構成され、監査の方針・監査計画などに従い、取締役会その他重要な会議へ出席し、公平・公正の観点から、取締役などからその職務の執行状況の聴取、主要な事業所・グループ会社の業務および財産状況の監査などを実施しています。
◆委員会
企業統治のさらなる充実を図るため、取締役会の内部機関として「指名委員会」と「報酬委員会」を設置しています。「指名委員会」は取締役候補の選任などに関する審議を、「報酬委員会」は取締役報酬・賞与などに関する審議を行い、取締役会へ所要事項を報告しています。また、経営幹部・取締役の指名および報酬に係わる取締役会の機能の独立性・客観性と説明責任を強化するため、独立社外取締役がそれぞれの委員会の構成員として委員会に出席しています。

監査体制と執行役員制度

◆会計監査
太陽有限責任監査法人を会計監査人に選任しており、会社法・金融商品取引法に基づく四半期・期末監査のほか、期中においても適宜監査を受けています。
◆内部監査
業務執行部門の活動全般に対して内部監査を実施するため、リスク管理部を設置しています。リスク管理部は、業務監査を中心に、当社全部門およびグループ会社を対象として監査を実施し、適宜、代表取締役および関係部署に報告しています。また、法律専門家から指導・助言を受けています。
◆執行役員制度
執行役員制度を採用し、経営の意思決定・監督機能と業務執行機能を分離して、コーポレート・ガバナンスの一層の強化を図るとともに、迅速かつ的確な意思決定および執行を行っています。

内部統制システム基本方針

1.取締役及び使用人の職務執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制
(1) 法令及び社会規範・企業倫理の遵守を経営の最優先事項と位置づけ、それを確固たるものとする仕組みとしてコンプライアンス・プログラムを制定し、取締役は自ら当該プログラムを実践するとともに使用人に周知徹底を図る。使用人は同プログラムに従い誠実に業務を遂行する。
(2)また、コンプライアンスに関するリスクの未然防止と早期解決を図るため内部通報制度を設置する。
(3)社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力及び団体に対しては、弁護士や警察等とも連携して、毅然とした姿勢で組織的に対応する。
2. 取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制
(1) 取締役の職務の執行に係る情報については、文書及び記録の管理に関する規程に則り、その保存及び管理を適正に実施する。
(2)また、当該情報について、監査役からの閲覧請求があった場合、同規程に定める文書管理責任者は速やかに提出する。
3.損失の危険の管理に関する規程その他の体制
(1)リスク管理に係る規程に則り、代表取締役社長の下にリスク管理体制を整備し、その充実を図る。
(2)リスク管理部門は、各部門によるリスクの抽出、評価、対応策の実施状況を把握するとともにリスク管理の推進を図る。
(3)内部監査部門は独立した立場から監査を実施する。
4.取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保する体制
(1)代表取締役社長は取締役及び使用人が共有する全社的な目標を定め、この浸透を図るとともに、目標達成に向けて各部門が実施すべき具体的な施策を策定し、取締役会の承認を得る。
(2)また、代表取締役社長をはじめ、取締役は、全組織的な会議の場を活用し、円滑な業務執行のための情報交換や指示・支援を行う。
(3)職務の執行に当たっては社内システムを活用し、事業計画の進捗状況の管理を行うとともに、取締役会が定期的にレビューを実施する。
5.当社及び子会社から成る企業集団における業務の適正を確保するための体制
(1)当社は、財務報告に係る内部統制の基本方針に則り、適切に報告する体制及び運用状況を定期的・継続的に評価する仕組みを整備し、グループ企業の財務報告の信頼性と適正性を確保する。
(2)グループ企業の営業成績、財務状況その他経営上重要な情報については、当社が定める子会社運営規程等において、グループ企業に対し、当社への報告又は当社の承認を得ることを義務づける。
(3)当社は、当社グループ全体のリスク管理に係るリスク管理規程を策定し、グループ全体のリスクを網羅的・統括的に管理する。
(4)当社はグループ・コンプライアンスリスク・コントロール・スタンダードを制定し、社会から求められる水準を充たす統一したルールのもと、グループ企業各社がコンプライアンス推進活動をより確実なものとするための基盤となる体制・業務プロセス等を整備する。
(5)当社は、グループ企業の取締役の職務執行の効率性を確保するため、当社グループの中期経営計画を策定し、また、グループ事業を統括する部門を設置するとともに、グループ社長会議等により円滑な業務運営に努める。
(6)当社は、グループコンプライアンス・マニュアルを作成し、グループ企業の全ての取締役、監査役及び使用人に周知徹底する。
(7)当社は、グループ企業の取締役、監査役及び使用人を対象とした、法令遵守等に関する研修を毎年実施し、コンプライアンス意識の醸成を図る。
(8)当社内部監査部門は、グループ企業各社の業務の有効性、適正性の監査を実施する。
6.監査役がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合における当該使用人に関する事項
・監査役がその職務を補助すべき使用人を設置することを求めた場合は、業務執行から独立した専属の組織を設置する。
7.前号の使用人の取締役からの独立性及び当該使用人に対する指示の実効性の確保に関する事項
・上記の補助者の人事異動・人事評価・懲戒処分は監査役会の承認を得ることとし、また、当該補助者は他部門を兼務せず、もっぱら監査役の指揮命令に従わなければならないこととする。
8.取締役及び使用人が監査役に報告するための体制その他の監査役への報告に関する体制
・監査役会報告規程に則り、取締役及び使用人は、適時、適切に監査役会に報告する。
9.子会社の取締役、監査役及び使用人又はこれらの者から報告を受けた者が当社の監査役に報告するための体制
(1)グループ企業の取締役、監査役及び使用人は、当社監査役から業務執行に関する事項について報告を求められたときは、速やかに適切な報告を行う。
(2)当社リスク管理部門は、定期的に当社監査役に対する報告会を実施し、当社グループにおけるコンプライアンス、リスク管理等の現状を報告する。
10.前号の報告をした者が当該報告をしたことを理由として不利な取り扱いを受けないことを確保するための体制
・当社は、当社監査役へ報告を行った当社グループの取締役、監査役及び使用人に対し、当該報告をしたことを理由として不利な取扱いを行うことを禁止する。
11.監査役の職務の執行について生ずる費用の前払又は償還の手続その他の当該職務の執行について生ずる費用又は債務の処理に係る方針に関する事項
・監査役がその職務の執行について必要と認められる費用又は債務の処理を当社に対し請求したときは、当社は速やかに当該費用を支払い、又は債務を処理する。
12.その他監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体制
・当社は、監査役に対して、取締役及び使用人からヒアリングを実施する機会を保障するとともに、監査役は、代表取締役社長、監査法人とそれぞれ定期的に意見交換会を開催する。

内部統制システム基本方針(2,845KB)pdf

マネジメント
システム

5つのマネジメントシステムを一体的に運用し、マネジメントシステムの効率性と有効性の確保に努めています。

マネジメントシステム方針

当社では、品質、環境、労働安全衛生、情報セキュリティ、個人情報保護マネジメントシステムの各マネジメントシステムを1つの方針にまとめるとともに、この方針に沿って、毎年各組織でマネジメントシステム活動の目標を設定しています。さらに、それを実行するための計画を策定し、着実に実行しています。 これらの取り組み状況は、経営者レビューを行い継続的改善に反映しています。

マネジメントシステムの活用

 当社は、経営者の方針や目標を達成するため、マネジメントシステムを活用し事業を運営しています。  具体的運用にあたっては、社内規程でルールを定め、それに基づきPDCAのマネジメントサイクルを回すことにより、計画から改善に至るプロセスを展開し経営目標の実現に取り組んでいます。

リスクマネジメント

基本方針

エクシオグループは、次の事項を基本方針としてリスク管理に取り組んでいます。

(1) 戦略・事業目標の策定及びその実践とパフォーマンスにあたっては、リスクプロファイル・リスク選好・リスクキャパシティ及び許容度を考慮し、戦略とリスク管理の統合を図る。
(2) リスクを早期かつ明確に認識し、リスクを管理する上でより多くの選択肢を迅速に提供し、事業目標の未達成、損失、事故、失敗の可能性を軽減する。
(3) リスクを定期的にモニタリングすることによりパフォーマンスの逸脱に対して迅速性と整合性をもって対応する。
(4) より包括的で整合性の取れたリスクのポートフォリオを把握し、当社グループの限りある資源のより適切な配分を行う。

リスク管理体制

エクシオグループは、リスク管理に関わる基本事項を定めた「リスク管理規程」を制定し、リスクカテゴリーとそれに対応するリスク管理部門を設定するとともに、全社的リスクマネージャーとして事業リスク管理委員会を設置し、当社グループ全体レベルでのリスクの識別及び評価を行う体制を構築・運用しております。

●事業リスク管理委員会
全社的リスクマネージャーとして、エクシオグループが価値を創造・維持・実現する過程において戦略と事業目標を達成するために必要なリスク管理体制を整備し、リスクを許容可能な量に管理できるとの合理的な期待をエクシオグループのステークホルダーに確実に提供することを目的に設置しています。
●事業リスクマネージャー(第1線リスクマネージャー)
第1線リスクマネージャーとして、エクシオグループのミッション・ビジョン・コアバリューと整合した戦略を策定するとともに、各支援機能部門から示されたリスク対応方針等に沿って各組織環境に応じた具体的対応策としての実施計画を策定し対策実行の進捗管理を行っています。
●支援機能部門(第2線リスクマネージャー)
第2線リスクマネージャーとして、当該リスクカテゴリーについて、当社グループにおけるリスク対応指針を提供するとともに、リスク対応の適切性と有効性及び是正状況のモニタリングを行っています。
●内部監査部門(第3線リスクマネージャー)
第3線リスクマネージャーとして、事業リスクマネージャーのパフォーマンスを内部監査し、問題点と改善点を識別し、改善勧告を行い、解決すべき課題について最新の情報を提供するとともに、改善状況の検証を行っています。

情報セキュリティ

 2004年6月に情報セキュリティマネジメントシステムを導入し、「情報セキュリティ委員会」を設置するなど情報管理の適正化を推進してきました。さらに、2006年には情報セキュリティ最高責任者(CIO)を配置し、体制の充実を図っています。  また、2009年からはグループ会社に対しても、情報セキュリティ向上に向けた施策推進に取り組んでいます。

情報セキュリティ委員会での取り組み

情報セキュリティ委員会は、情報セキュリティに関する顧客要請へ対応するとともに、情報セキュリティ事件・事故に対するセキュリティ保護の強化などに取り組んでいます。
主な取り組み内容は次のとおりです。

●エクシオグループセキュリティの向上
●ウイルス対策の強化
●電子メールサービス対策の強化
●自宅PCチェックの実施
●情報セキュリティ意識の定着に向けた従業員教育の徹底

社員教育の徹底

 情報セキュリティや個人情報保護に関する教育研修は、毎年全社員を対象に各部門で実施しています。この研修の中で、情報を保護することの重要性、社員一人ひとりの役割と責任、事件・事故を発生させた場合に予想される結果、セキュリティ対策などについては、「情報流出事故防止のための基本十ヶ条」による事例を含めて説明し、繰り返し教育しています。

セキュリティ対策への取り組み

情報管理責任者の配置、事件・事故への対応、セキュリティ領域の設定と入退室の管理、情報資産の区分と保管・移動の対応、クリアデスクやクリアスクリーン、パスワードなどの管理、媒体を社外へ持ち出す場合の管理、消去や廃棄の処分、誓約書への署名、委託先の安全管理の確認などに取り組み、情報漏えいなどの防止を図っています。