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バイオマス発電所建設で
機械の選定から
試運転までを手掛ける

インフラエンジニア|都市インフラ事業 環境分野
電気・環境・スマートエネルギー事業本部
デザイン本部

2016年入社 環境情報学部卒
Y.Koichiro

Work

グループ初の建設プロジェクト
機械設計をワンストップで担当

福島県の木質バイオマスガス化発電所の建設プロジェクトに携わっており、私の担当は機械の設計です。
木質バイオマスガス化発電とは、二酸化炭素を吸収するバイオマス資源を燃料とした、再生可能エネルギーを利用した発電方法のひとつ。森林保護のために間伐された木材を活用した環境にやさしい発電です。ガス化装置、ガスエンジン発電機について仕様、性能の確認、またその周辺機器について選定し購入。価格面や機能面、納期などを比較検討して機械を決め、工事の工程に合わせてプラント試運転業務に進んでいきます。
計画段階から施設の稼働までワンストップで携われるところが、この仕事の一番の面白さ。導入した機械が施設の性能を満たすことができたときは、心から安堵しました。木質バイオマスガス化発電所の建設は、エクシオグループ初のチャレンジ。その第一歩に貢献できたこともうれしいです。

1日のスケジュール

本社に出勤

メールチェック
設計資料作成

機器メーカとの打ち合わせ

昼食。社内でお弁当を食べる

設計資料作成

プロジェクト進捗状況について社内打ち合わせ

パートナー会社との打ち合わせ

終業

Mission

海外メーカーとの丁寧なやりとりが
試運転成功に結びつく

このプロジェクトでは、ドイツとオーストリア製の機械を導入したため、打ち合わせやメールでのやりとりは通訳を介して進めていきました。しかし、日本と海外では規格や法律が異なり、細かなニュアンスの違いで「大事なことが伝わっていなかった」と判明したりすることも…。プロジェクトに携わってから1年半で計3回、海外出張で現物を見る機会があったので、対面で話せるタイミングを無駄にしないよう確認事項も入念に整理していきました。それだけ準備を重ねても、試運転中に予期しないトラブルが発生して対応することもあります。やるべきことの多さと、エクシオグループ初の木質バイオマスガス化発電所建設を成功させなくては、というプレッシャーは大きかった。でも、一連の業務を任されたからこそ、経験やスキルは飛躍的に伸びたと実感しています。

Vision

プロジェクトマネージャーとして
全領域に精通した技術者に

エクシオグループに入社したのは、設計を通じて環境問題に携わりたいと思ったからでした。まさに今、社会に欠かせない環境プラントに、設計、建設、運転まですべての面で携わることができている。とても幸せなことだなと思っています。
今は機械担当としての業務のみを見ていますが、いずれは発電所全体を見るプロジェクトマネージャーにも挑戦していきたいです。プロジェクトマネージャーは、機械だけではなく電気や計装の知識を持ち、コスト面で、利益を上げるための予算調整、金額交渉まで精通していなければいけません。まだまだ経験は浅いのですが、日々の業務を通じてコツコツと知識を増やし、社会に必要とされる技術者として成長していきたいです。

学生時代の友人と飲みに行ったり、妊娠中の妻とのんびり散歩に行ったりすることが多いです。子どもが生まれたら、1か月間の育休を取得予定。どんな生活になるのか、初めての経験に緊張感とわくわく感が混ざっています。

<学生へのメッセージ>

ごみ処理場や発電所の設計、建設と聞くと、「そんな難しそうな仕事、自分にはできないのでは…」と不安に思う方が多いと思います。私自身、学生時代は建築環境について学んでおり、まったく違うジャンルの仕事に、当初は不安がありました。
勉強することは多いですが、研修や現場のサポートが充実していて、技術力を磨ける環境は整っています。内容は難しいですが、意欲さえあれば、誰でもできるようになります。また、エクシオグループは幅広い事業を展開しているので、やりたい分野があればいろいろなことにチャレンジできる環境だと思います。