英語力ゼロからグローバル事業へ。
グループ連携で大規模プロジェクトを目指す
グローバルビジネス本部
2015年度新卒入社
情報工学部卒業
休日の過ごし方:動画鑑賞、テニスを楽しむ
2020年3月より、シンガポールの電気設備工事会社Leng Aik Engineering Pte. Ltd.(以下、LAE)に駐在員として赴任し、現地での生活は3年以上になります。
入社時、グローバル志向はほとんどありませんでした。2年間は大手通信会社様のネットワーク構築の施工を担当し、グローバル事業について何も知らなかったほどです。転機は、海外語学研修制度(当時)の一環として、1年間フィリピンのMG EXEOで働いた経験でした。
この制度は、「海外で働きながら英語を学べる」というもので、週3日は語学学校での勉強、週2日は出勤という両立を半年間続け、1年後には自然に会話ができるまでに成長できました。
その後も研鑽を重ね、シンガポールで建設業界を取り纏めている国家省BCA (Building and Construction Authority)の資格であるSDBIMを取得しました。この資格は、建設現場で3D図面に使われているBIM (Building Information Modelling)について、各業者と円滑なコーディネーションを実現するために必要な知識を学ぶカリキュラムです。
素晴らしい学びの環境を用意してくれたことで、グローバル事業に携わっていく自信が生まれました。
現在はLAEの営業部に所属し、建設工事の入札案件における材料費の概算と見積もりを作成し、お客様へ提案しています。シンガポールでは、入札要項の開示から入札までの納期が短いことが多く、急な依頼で一気に忙しくなることも少なくありません。そこで、見積作成時の材料の数量をカウントする際に、積算ソフトウェアを活用して業務効率を上げ、記録に残せるようにするなど、さまざまな工夫を進めています。
また、エクシオの海外グループには数多くの会社が属し、施工系からIT系まで事業領域は多岐にわたります。グループマネジメントに携わる方から、シンガポールでのIT業界のマーケット状況や、新たな大規模施設の建設予定などの情報を共有していただき、政府が掲げている最新のトレンドに遅れをとらないよう心がけています。
LAEでの経験で忘れられないのは、入札要項が数千ページにも及ぶ、過去最大規模の鉄道プロジェクトです。英語の技術仕様書や契約書をすべて読み込み、対応可能かを検討しなければ、受注後に「その条件では契約履行できない」というトラブルに繋がります。法的な内容も一つひとつ調べながら、入札までの3か月間はこの案件に向き合い続けました。
これからも、政府系の大規模案件にチャレンジするために、シンガポール国内でのグループ連携を進め、ITや通信系企業との共同入札も進めていきたいです。また、建設業の設計や施工の業務効率を進めるシステム「BIM(Building Information Modeling:ビム)」についても理解を深め、テクノロジーも積極的に学んでいかなければいけません。エクシオグループ全体ではM&Aが盛んに行われているので、M&Aに関する知見、分析力も深めていきたいと思います。
起床し、MRT(電車)で通勤
出社。入札チーム内で実施している案件の進捗状況を確認
新規入札案件の見積もりを開始
サプライヤーに見積もり作成を依頼。案件に使用する材料を測定
オフィス周辺で昼食
サプライヤーとミーティング。受領した見積内容の確認と価格交渉
クライアントとミーティング。提案内容についてプレゼンし、業務範囲を明確化
オフィスに戻り提案内容の再検討
クライアントに見積もりを再提出して、退勤