現地スタッフとコミュニケーションをとりながら、
シンガポールの新設MRT電力設備工事を担当
2019年 Leng Aik Engineering Pte Ltd
(拠点:シンガポール)出向
2015年入社
グローバルビジネス本部
2018年11月、シンガポールに「エクシオグローバル」が設立されました。この会社はシンガポールを拠点としてタイ、ミャンマーなどアジアを中心に本格的にグローバル展開を進めることを目的としています。
私自身は2019年から電気設備工事を主力事業とするシンガポールの子会社に出向し、MRT(電車)の新線であるトムソンラインの電力設備工事に携わっています。
主な仕事は、交流特別高圧・低圧・直流・制御用ケーブルの搬入・配線、受変電機器の据付などで、基本的に英語を使用し、現場の打ち合わせや作業員への指示をしています。また、現場作業を通し現地社員とコミュニケーションを図り、出向先会社全体の仕組みを理解、調査し、今後計画している海外展開のために準備していくことは何かを考えています。
やはりコミュニケーションの面、言語には一番苦労しています。打ち合わせや現場での作業員への指示、社内外でのコミュニケーションはすべて英語で行わなければならないため、相手の話していることをしっかり理解し、的確に伝えることがとても重要になります。これが非常に難しいのです。また、異文化ということもあり日本人同士だと当たり前のことが通用しない場面も多々あります。
仕事の面では、自分で決断しなければならない部分が増え、働く上で考え方を見直す必要がありました。今まで日本では指示をもらい仕事をしていたのが、現地では会社の方針に従って自分に何ができるかを考えるようになりました。エクシオグループにどう貢献できるのかという、まだまだ未熟な私にとっては大きすぎる目標ですが、この貴重な経験の中で精一杯試行錯誤しています。
工程を計画し、完工することです。私が任されている現場では、管路据付、高圧・低圧盤の据付および盤内結線、電源線・通信線の配線、導通・絶縁試験という工程をどの時期に行うかを調整し、作業員に指示しています。
工事現場では数々の問題が工事中に起こります。そのたびに、人員調整、搬入調整をし、時には夜遅くまでの作業や夜間工事をして完了していきます。日本人である私がシンガポール国内の交通機関の受変電設備の仕事に携わっていることにとてもやりがいを感じています。
また、今後もエクシオグループはシンガポールを中心に得意とする事業分野で展開を続けていきます。このような会社の中長期的な計画の一端に直接的に関わっているという実感もやりがいを大きく感じる部分です。
起床。MRTで通勤
現場詰所にて朝礼
現場内にて作業指示
昼食。同業者とホーカーズにて
22kV用ケーブルの搬入立会い
作業終了
夕食。チキンライスとサトウキビジュース
帰宅