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工事用仮設エレベーター 呼出表示装置
各階とケージ内のオペレーターとの情報交換がスムーズに行え、高層ビル建設工事用仮設エレベーターを安全に効率よく稼働できます 工事用仮設エレベーター 呼出表示装置のイメージ

◆ 工事用仮設エレベーター運用上の課題は、乗るまでの長い待ち時間

工事用の仮設エレベーターは、自動運転をする一般のエレベーターとは異なり、ケージ内に常時乗り込んでいるオペレーターが手動操作により運行しています。
また、仮設エレベーターの各階の のりばには一般のエレベーターようなケージを呼び出す仕組みがありません。
このため、オペレーターは各階の のりばに待機している人がいないかどうかを確認しながらケージを運行し、のりばに待機している人からの合図があればそこで停止して乗り込ませ、所望の階へ移動しています。

このような運行をする 仮設エレベーターでは、以下のような課題がありました。

  • 待機している人はケージが到着するまで長時間待たされ、いつ到着するかも想定しづらい
    ( 高層ビルでは待ち時間が更に長時間に及ぶ )
    • オペレーターは、その階に行ってみなければエレベーターに乗るために待機している人がいるのか分からない
    • オペレーターは、待機している人から合図があれば直ちに停止できるよう低速で運転をしなければならない
    • エレベーターに乗ろうとしてのりばに待機している人にはケージの現在位置が分からない
  • 各階の外扉が不用意に開くと、オペレーターが開いている外扉を探し当ててそれを閉じ、運行再開するまでに長時間を要する
    • 昇降路に面して各階に設けられている外扉が不用意に開くと、安全装置が作動し、運行が強制的に停止される
    • 安全装置を解除し運行再開をするためには、開いている外扉を探し当ててそれを閉じる必要がある

◆ 「 工事用仮設エレベーター 呼出表示装置 」が課題を解決

エクシオグループ(株)では、グループ会社である株式会社エクシオテックとタイアップし、以上のような課題を解決して工事用仮設エレベーターを安全に効率よく稼働できる 「 工事用仮設エレベーター 呼出表示装置 」 を開発し、多数のお客様にご利用いただいております。

特長

どの階で呼び出しがあるのか、どの方向へ行きたいのかが分かる!

  • 各階の のりばに備えられている子機の呼出ボタンを操作するとその呼出情報がケージ内の親機に伝送・表示され、オペレーターは呼び出しの有無やどの階でエレベーターを呼び出しているかが分かります。
  • 各階の子機の呼出ボタン ( ↑ ボタンおよび ↓ ボタン ) を操作すると上下の方向情報がケージ内の親機に伝送・表示され、オペレーターは、待機している人が上下のどちらの方向に行きたいかが分かります。

ケージの現在位置 ( 階数 ) が分かる!

  • 3 個の光電センサー、またはロータリーエンコーダーによりエレベーター ケージの現在位置をカウントし、ケージ内の親機の液晶表示上に表示するとともに各階の子機のセグメントLED表示器にも階数表示をします。

どの階で外扉が開いているのかが分かる!

  • 各階に設けられた子機は、リミットスイッチで外扉の開閉状態を検知し、その開閉情報をケージ内の親機に伝送します。
  • 停止階以外で外扉が開くと、ケージ内親機の液晶表示器がその階の表示を反転フラッシュし、同時に全ての子機がブザー音とともにフラッシュ表示をします。
仕組み

「 工事用仮設エレベーター 呼出表示装置 」 の構成と仕組み

■ 全体構成

「 工事用仮設エレベーター 呼出表示装置 」は、以下の機器から構成されます。

  • 仮設エレベーター ケージ内の親機
  • センサー ( 位置検出センサー )
    • 3 個の光電センサー
    • またはロータリーエンコーダー
  • 各階に取り付けた最大 78 台 ( 地上 69 階、地下 9 階のとき ) までの子機
  • 子機に電源を供給する子機用電源
工事用仮設エレベーター 呼出表示装置の全体構成イメージ

■ 構成機器

構成機器 説明
親機
FEI-603
  • 親機はケージ内の見やすいところに取り付けます。
  • 液晶表示器にケージの現在位置 ( 階数 ) を表示します。
  • 各階の子機の呼出ボタン ( ↑ ボタンおよび ↓ ボタン ) を操作すると、呼び出しのある階数と行きたい方向(上下)を親機の液晶表示器に表示します。
  • 停止階以外で外扉が開くと、ケージ内親機の液晶表示器がその階の表示を反転フラッシュします。
  • オプション:設定コマンダー
    • フロアー設定などの機能設定用スイッチ卓
      ( 親機の蓋を開けた基板上のスイッチと同じ働きをします。)
子機
EIJ-30
  • 子機は各階に取り付けます。
  • 子機のセグメント LED 表示器にケージの現在位置 ( 階数 ) を表示します。
  • 呼出ボタン ( ↑ ボタンおよび ↓ ボタン ) により運転中のオペレーターに何階で上下どちらに行きたいかを親機に表示します。
  • リミットスイッチで外扉の開閉状態を検知し、その開閉情報をケージ内の親機に伝送します。
    停止階以外で外扉が開くと、全ての子機がブザー音とともにフラッシュ表示をします。
子機用電源
EIP-48
  • 子機 EIJ-30 専用電源です。
  • 電源1台で子機約 25 台の電源を供給できます。
  • それ以上の子機を使用する場合は EIP-48 を増設します。
詳細

親機 FEI-603 の主な仕様

項目 仕様
外観
親機 FEI-603 の外観イメージ
親機
オプション:設定コマンダーの外観イメージ
オプション:設定コマンダー
電源電圧 AC 86 V ~ 264 V 47 Hz ~ 440 Hz
動作周囲温度 5 ℃ ~ 50 ℃
動作周囲湿度 10 % ~ 80 % ( ただし、結露がないこと )
外形寸法 幅 350 mm X 高さ 73 mm X 奥行き 300 mm
( ただし、筐体取り付け部 および ケーブルグランド部 は除く )
機器取り付け穴寸法
親機 FEI-603 の取り付け穴寸法図
重量 約 5 kg
LED 表示器 液晶 10.4 インチカラー液晶
有効表示寸法 211.2 mm ( W ) X 158.4 mm ( H )
ドット構成 640 ( W ) X 480 ( H )
ドットピッチ 0.33 mm ( W ) X 0.33 mm ( H )
表示モード ノーマリホワイト TN
バックライト サイドエッジ LED バックライト
LED 光源寿命 60,000 h ( 連続点灯、輝度 1/2 まで )

子機 EIJ-30 の主な仕様

外観
子機 EIJ-30 の外観イメージ
電源電圧 DC 48 V ( 子機用電源 EIP-48 による )
動作周囲温度 5 ℃ ~ 50 ℃
動作周囲湿度 10 % ~ 80 % ( ただし、結露がないこと )
外形寸法 幅 190 mm X 高さ 210 mm X 奥行き 70 mm
( ただし、筐体取り付け部 は除く )
機器取り付け穴寸法
子機 EIJ-30 の取り付け穴寸法図
重量 約 3 kg

子機用電源 EIP-48 の主な仕様

外観
子機用電源 EIP-48 の外観イメージ
電源電圧 AC 86 V ~ 264 V 47 Hz ~ 440 Hz
動作周囲温度 5 ℃ ~ 50 ℃
動作周囲湿度 10 % ~ 80 % ( ただし、結露がないこと )
外形寸法 幅 325 mm X 高さ 83 mm X 奥行き 230 mm
( ただし、筐体取り付け部 および ケーブルグランド部 は除く )
機器取り付け穴寸法
子機用電源 EIP-48 の取り付け穴寸法図
重量 約 5 kg
子機使用台数 25 台 ( 台数は使用ケーブル長により変わります )

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