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ニュースリリース

ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日時点の情報であり、現時点では
発表日時点の情報と異なる場合もありますので、 ご了承いただくとともにご注意をお願いします。

2006年



平成18年9月25日      
各   位
炭素繊維強化プラスチック製プレートとレジンコンクリート製ブロックによる
マンホールの構造再生補修補強技術
マンホール補強工法「W−RCS工法」を開発
 
 
 株式会社協和エクシオ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:島征二)では、日本メックス株式会社(社長:齋藤 健二)、日鉄コンポジット株式会社(社長:平澤 渉)、株式会社サンレック(社長:林 富士男)と4社共同で、経年劣化等で傷んだ既設のマンホールを、炭素繊維強化プラスチックとレジンコンクリートにより補修・補強し再生する技術「W‐RCS(ダブル‐Round arch CFRP Strip and Resin Concrete Segment)工法」(※特許出願中)を開発しました。
 そしてこの度、実物大規模による実証実験を行った結果、十分な補修・補強効果が確認できたことから、今後、同工法の普及に向けた営業活動を積極的に展開していきます。

 なお展開にあたっては、主に株式会社協和エクシオが営業および設計と施工監理を、日本メックス株式会社が施工を、日鉄コンポジット株式会社が炭素繊維強化プラスチック製部材の供給を、株式会社サンレックがレジンコンクリート製部材の供給をそれぞれ担当します。


【W‐RCS工法の開発背景】
 地下のインフラ設備は、戦前および戦後の復興期から高度成長期を経て着実に整備し蓄積されてきており、現在では膨大な量が埋設され今日の社会生活を支えていますが、創設時から多くの年月を経過しているものに関しては、道路通行車両の大型化や交通量の増加といった社会環境の変化により、何らかの影響を受けていることも考えられます。
 通常、こうした設備は状況調査・更改・補修を実施することで良好な状態を維持していますが、地下埋設物が輻輳(ふくそう)し更改が不可能な設備や、更改のための工事が社会生活に影響を与える設備などもあることから、新たな補強技術の開発が急務となっています。


【W‐RCS工法の概要】
 今回4社が共同開発した「W‐RCS工法」は、既設マンホールの補修・補強技術で、部材に強度・剛性に優れ軽量で錆びない炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を直線および半円形に成形したプレートと、セメント製コンクリートに比べ7倍程度の強度を持つレジンコンクリート製ハンチブロックを使用し取り付けるものです。同工法は、経年劣化によりコンクリートのひび割れや剥離などがあるマンホールの補修・補強を実現するのはもちろんのこと、増大する道路設計荷重対策にも有効です。
 そして、現代社会における最重要基幹施設での作業に配慮し、作業の軽便化と工期短縮を可能にする乾式工法を採用しています。
 また、ハンチブロックは施工性を考慮しセグメント化、1個あたりの重量は10キログラム未満と軽量化を図り、さらに力学的連結性を容易に実現するために半中空に設計しています。


【実証実験の概要】
マンホールスラブ補強による実証実験
  CFRP製プレートで補強したマンホールスラブの載荷実験で、開口部補強として提案
している半円形のCFRP製プレートは首部の面外曲げ変形に極めて有効であるほか、
既にひび割れのあるマンホールの補修・補強にも有効であることを確認しました。
 
マンホール隅角部補強による実証実験
  隅角部補強に使用するレジンコンクリート製ハンチブロックとCFRP製プレートを
組み合わせて補修・補強したマンホール載荷実験で、通常のマンホールおよび劣化し
たマンホールと比較し、剛性で1.3〜1.5倍、最大耐力で1.6〜2.0倍に増加したほか、
補修・補強効果により延命化(ひび割れ抑制)が図れることを確認しました。
また、作業実施にあたりケーブル等の移動を最小限に留めたほか、乾式工法の採用に
より作業の軽便化と工期短縮が図れました。


【今後の取り組み】
 今後は、同工法の普及に向けた営業活動を積極的に展開していくほか、地下のトンネル等へ適用拡大を図る方針です。


中型マンホール(無筋マンホール)補強図


写真は、炭素繊維プラスチックとレジンコンクリートによる補強状況


実証実験の様子(写真は、実物大のマンホール供試体と載荷装置)



【本件に対するお問い合わせ先】
株式会社協和エクシオ  土木本部 恵比寿総合技術センタ  担当:城田、外島
電話:03-3712-1301(代)  メールアドレス:y.sotojima@hqs.exeo.co.jp

以上