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ニュースリリース

ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日時点の情報であり、現時点では
発表日時点の情報と異なる場合もありますので、 ご了承いただくとともにご注意をお願いします。

2006年



平成18年3月30日
各   位
協和エクシオ、化石燃料に変わるバイオマスエネルギーを活用した
"木質系バイオマスボイラーシステム"を販売開始
含水率の高いチップやバーク(樹皮)も前処理なしで燃焼可能で、
用途に合わせ温水、熱水、蒸気の取り出しを実現
 
 
 株式会社協和エクシオ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:島征二)では、水処理システムやごみ焼却灰の溶融システム、さらには畜産糞尿と生ごみから効率的にメタンガスを発生させるバイオガスシステムなどの各種エコソリューションを展開しておりますが、この度、化石燃料に変わるバイオマスエネルギーを活用したシステムとして、木質系材料をボイラーの燃料に使用し、その熱源を温水や熱水、蒸気として回収する"木質系バイオマスボイラーシステム"の販売を開始します。
 同システムの販売に関しては、四国地域を事業基盤とする当社のグループ会社で、当事業において実績を持つ株式会社カナック(本社:香川県高松市、社長:大西大介)と共同で取り扱いを実施します。
 なお、同システム全体における初年度販売目標は5億円を予定しています。

 現在、バイオマスの利用促進を目的に平成14年に策定された「バイオマス・ニッポン総合戦略」や市町村が中心となってバイオマスの総合的利活用システムを構築する「バイオマスタウン構想」などにより、全国各地で資源循環型社会の形成に向けた取り組みが行われています。すでに家畜排せつ物や食品廃棄物の一部は堆肥として再生するシステムが構築される一方で、木質系資源(林産資源)の大半は未利用か一定規模以上の林業や木材関連業者においても焼却処理をするだけになっており、バイオマスとして有効に利活用できるシステムの確立が急務となっています。

 販売を開始する"木質系バイオマスボイラーシステム"は、チップやペレット、バーク(樹皮)などの木質系材料をボイラーの燃料に使用し、ボイラー内の燃焼で得られる熱源を利用し温水や熱水、蒸気として回収するシステムです。重油や灯油などの化石燃料の削減はもちろんのこと、木質系材料を燃料に使用することによる林業や木材関連業の活性化やカーボンニュートラル※の概念によるCO2削減が図れるのに加え、回収された温水や熱水、蒸気を各種施設の冷暖房や給湯・加温・木材乾燥などに利用することで、理想的な資源循環型のリサイクルシステムを実現します。
 なお、システムの基幹部分であるボイラーには、同分野で世界有数のメーカーであるポリテクニック社(本社:オーストリア)製のボイラーを採用しています。
 当社では、既にボイラーを所有する林業や各種木材関連業者への提案に加え、温水を利用する農業関係者や各種公共施設を運営する全国の自治体などに対しても、積極的に利用を促進していく方針です。

 
※カーボンニュートラル
  樹木などの植物は成長期にCO2を吸収し光合成を実施するため、燃焼時に一時的にCO2を放出しても、地球環境全体で考えるとCO2の増減はない、という考え方。

【システムの特長】
 "木質系バイオマスボイラーシステム"は、基幹部分に木質系燃料に対応したボイラーで2,200台以上の出荷実績を持つ世界有数のメーカー、ポリテクニック社(本社:オーストリア)製のボイラーを採用。通常の木質系ボイラーでは、前処理を施し含水率を抑えたチップや固形化する過程で予め水分調整されるペレットなどを燃料として使用しますが、同社製ボイラーは含水率の高い生チップ、さらにはバーク(樹皮)も乾燥機による前処理なしで投入が可能です。焼却炉内はPLC(制御プログラム)をはじめとする各種センサーにより最適な燃焼状態を確保し、良質な灰を自動排出するほか、マルチサイクロン式集塵機によるクリーンな排気ガスの排出、タイマー制御可能な"自動煙管清掃装置"によるボイラー効率の維持、バックファイア防止機能などを搭載し、燃料供給から灰の排出までの全ての工程を自動運転化しています。
 ボイラーは処理規模に合わせて出力200キロワット(毎時172,000キロカロリー)から20,000キロワット(毎時17,200,000キロカロリー)の範囲で受注生産が可能で、燃焼炉も単純火格子炉、水平式ストーカー炉、段階式ストーカー炉から選択できるほか、熱源からの回収に関しては、ボイラー資格不要な温水(95℃以下)をはじめ、熱水(120℃以下)、蒸気(440℃以下)など、用途に応じた温度設定が可能です。
 併せて、システムの保守・管理に関しては、当社のITソリューション事業で培ったノウハウを活用した各種温度設定やボイラー出力部分のデータ収集・管理に加え、オプションでメーカーおよびメンテナンス会社による遠隔監視にも対応しています。


■"木質系バイオマスボイラーシステム"概要
  システム名称 木質系バイオマスボイラーシステム
  用途 木質系資源の処理および有効活用
  処理対象(燃料) チップ、ペレット、バーク 他
  回収熱源 温水(95℃以下)、熱水(120℃以下)、蒸気(440℃以下)
※用途に合わせて温度設定可
  熱源利用例 施設・温室・園芸ハウスの暖房(温水)、吸収式冷凍機による冷房(温水)、給湯(温水)、温泉水の加温(温水)、木材の乾燥(蒸気)、発電(蒸気) 他
  ボイラー主要寸法
 

"木質系バイオマスボイラーシステム"で使用するボイラー
(写真は250kw対応機)

【本件に対する問い合わせ先】
株式会社協和エクシオ  環境システム営業本部
電話:03-5778-1043  

以上