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ニュースリリース

ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日時点の情報であり、現時点では
発表日時点の情報と異なる場合もありますので、 ご了承いただくとともにご注意をお願いします。

2003年

平成15年4月18日
各  位
生ゴミ分解処理機「ポイト」に微生物処理「NBSシステム」を組み合わせた

厨房排水処理の“ゼロエミッション型”システムを開発


 (株)協和エクシオ(社長:貝淵俊二、本社:東京都渋谷区)と(株)創和エンジニアリング(社長:稲田信之、東京都新宿区)では、学校給食センターなどの厨房から発生する排水処理システムとして、当社が既に発売している消滅型生ゴミ分解処理機「ポイト(処理量:150kg/日)」に、汚泥の発生しない厨房排水除害設備である「NBSシステム(流入規模:80m3/日)」を組み合わせることで、厨房排水処理工程において産業廃棄物が全く発生しない“ゼロエミッション型”システムを開発いたしました。価格は、当モデルの場合で約4700万円(「ポイト」と「NBSシステム」を含む)です。当社では今後、学校給食センターなどを中心に、同システムの導入を積極的に提案していく方針です。



【背景】

 学校給食などの厨房施設から排出される排水には食物残渣などの固形物を20%近く含み、そのままでは厨房排水除害設備や公共下水道には直接流し込んで処理することはできません。
 通常大量の固形物の分解処理には破砕機・ディスポーザ等で細かく砕いてから微生物の分解作用等を利用した前処理を行います。その後、コンポストを有機肥料として使用することを目的とした「コンポスト(堆肥)型」と、廃棄物を完全消滅させる「消滅型」のいずれかの方法で処理されます。
 コンポスト型の生ゴミ処理機の場合、生成されるコンポストを肥料として利用する圃場が必要ですが、現在では堆肥を受け入れる農地が少ない上、家畜糞尿での堆肥が飽和しており、資源リサイクルを目的としているにも関わらず、生ゴミ処理過程で発生したコンポストが産業廃棄物になってしまうという矛盾を抱えています。また堆肥に塩類が含まれている場合、土質を悪化させてしまう可能性があるために生成されたコンポストが肥料として利用できない問題もあります。
 また厨房排水除害施設(厨房から排出される汚水を下水道に流す際に、基準値以下まで汚染物質を除去するために設置する汚水の処理施設)においては、汚泥を固液分離した後、脱水処理を行う“加圧浮上方式”と呼ばれる方式が一般的ですが、この場合汚泥が多量に発生するため、この余剰汚泥処理は産業廃棄物として処理しなくてはならず、施設の運用コストを押し上げる原因になっていました。
 これに加え厨房排水の場合BOD、SSに加えn-Hex(油脂分)が多いために処理が困難で、した。
 さらに最近の傾向として、安定した処理を行うために処理能力に余裕を持たせる事で施設が大型化する傾向があり、敷地の問題、さらには臭気の発生などによる問題により、厨房の近くや、一般住宅周辺に給食センターや処理システムを設置することが困難でした。



【サービスの特長】

 今回当社が開発した厨房排水処理のゼロエミッションシステムは、微生物処理を利用して固形物を完全消滅する「消滅型」の生ゴミ処理機を排水設備の前処理段階に利用し、さらにBOD、SSを始めとしてn-Hex(油分)を多く含む排水中の有機物を、汚泥の発生しない微生物処理することにより実現したものです。
 特徴は処理工程において産業廃棄物となるコンポストや汚泥が発生しないことだけではなく、前処理と除害設備でそれぞれ別種の微生物を利用することにより、臭気の発生元となる悪臭物質は微生物により完全に分解処理され、臭気の発生が非常に少なく、従来同様の処理施設で必要だった脱臭装置も不用です。
 本処理システムは、メンテナンスも容易で、ばっ気反応槽や生ごみ処理機『ポイト』も除害施設『NBS』が設置された地下室に設置することが出来るため、スペースの有効活用が図れるうえ、厨房の近くや一般住宅に近い配置場所でも設置する事ができます。



【生ごみ処理機への生ごみ投入状況】



※ 原水槽より自動掻き揚げスクリーンにて固形物を完全消滅型
生ごみ処理機(ポイト)に自動投入している状況



【学校給食センター モデル図】




以上