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ニュースリリース

ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日時点の情報であり、現時点では
発表日時点の情報と異なる場合もありますので、 ご了承いただくとともにご注意をお願いします。

2002年

平成14年9月30日
各  位
肉骨粉も処理可能なバッチ式炭化装置を発売
食肉加工センター向けBSE陰性特定部位の炭化処理


 (株)協和エクシオ(社長:貝淵俊二、本社:東京都渋谷区、電話03-5778-1043)では、これまで主に食肉加工センター向けにBSE陰性特定部位の専用焼却炉を提案しておりますが、食肉加工センター向けに、空気を完全に遮断した状態でBSE陰性特定部位を加熱・熱分解させ、ダイオキシン類はもちろん悪臭や煙が発生しないバッチ式炭化装置を開発いたしました。この炭化装置は(株)シー・ワイ・シー(本社:岐阜県美濃加茂市、代表:板津雅春)が製造したものです。


【背景】
 牛海綿状脳症(BSE)は日本でも感染牛が確認されるなど大きな社会問題となっています。
 2001年10月に厚生労働省より「と畜場施工規制の一部を改正する省令」が施行され、食肉加工センターなどのと畜場においては、BSE感染性がある特定危険部位である脳、脊髄、眼、回腸遠位部については、全ての牛について除去・焼却することが定められています。
 ところが、と畜場内の焼却炉はダイオキシン発生が懸念されることから縮小傾向にあり、既設焼却炉がダイオキシン対策以前に設置されたもので今は使用されていない、またはできない状況であったり、使用できても現状の施設では必要量の焼却処理を行うことができません。また外部委託で処理をする場合でも、受け入れ先の一般廃棄物や産業廃棄物焼却炉で十分な処理量を確保できない、地元住民の理解が得られないなどの問題があります。
 このため、農水省ではと畜場内でBSE特定危険部位の処理を円滑に行うことができるよう、平成13年度から農水省補助金対象事業となっております。


【機器の特長】
 本機器は有機物を無酸素状態で熱分解し、その過程で発生する乾留ガスといわれる燃焼ガスを取出し、このガスも完全燃焼させ熱源に利用する仕組みとなっており、原理上ダイオキシンなど有害物を発生させない安全な処理が行えます。
 また生産された炭化物は土壌改良剤などに有効利用するなど、資源循環型社会の実現に役立ち、環境保護の観点からも問題の少ない処理装置といえます。
 本バッチ式炭化装置は千葉県内の「南総食肉センター」に既に納入しております。

 弊社では何回かの実証試験と、この炭化装置による牛の頭蓋骨の炭化物を実際に分析し、タンパク質の含有はないことを確認しており、BSE原因物質のプリオンタンパク質を安全確実に分解処理できることを確認しております。

 また本炭化装置で肉骨粉の炭化処理についても実験を行っており、分析の結果タンパク質の含有はないことを確認しており、現在問題になっている肉骨粉処理(現在牛由来の肉骨粉は全て焼却処理している)にも、有効な処理方式であると考えています。


【本装置の特長】
  1. 原料の炭化炉への投入方式が簡単!
    鋼製かごに入れた原料をフォークリフトにより直接炭化装置に一括で簡単に投入できます。人力による作業がなく、大型投入口によって出し入れ作業がスムーズで時間がかかりません。

  2. 装置の運転操作はボタン一つで!
    各装置の運転操作は制御盤のボタン一つで完了。また制御盤にタッチパネルを採用し、装置の運転状況も簡単に把握できるようになっています。

  3. 炭化装置はシンプルな構造で、低コストを可能にしました!
    シンプルな構造設計で炭化炉のコスト低減と耐久性の向上を図っています。なお炭化することで大幅に減量しますので、炭化物を更に焼却処理する場合は50kg/h未満の小型焼却炉で対応できます。価格は牛50頭分の頭蓋骨等BSE陰性特定部位(約800kg/日)を処理する標準的な炭化処理システムで1システム4000万円です。

  4. 環境にやさしいシステムです!
    臭いやダイオキシンの心配は要りません。炭は再利用可能で環境負荷を低減するシステムです。

装置概要
装置概要

システム外観
装置概要

以上