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ニュースリリース

ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日時点の情報であり、現時点では
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2002年

平成14年4月22日
各  位
余剰汚泥を完全除去できる厨房排水処理システム「NBSシステム」を発売
導入顧客の排水水質試験においても高度の浄化能力を発揮

 (株)協和エクシオ(社長:貝淵俊二、本社:東京都渋谷区、電話:03-5778-1043)環境システム部では、(株)創和エンジニアリング(社長:稲田信之、本社:東京都新宿区、電話:03-3207-6171)の協力を得て、土壌菌により厨房排水処理過程で発生する余剰汚泥を完全除去できる「NBSシステム」を発売いたします。本システムはすでにホテル、学校給食センタへの導入実績もあり、東京ガーデンパレス様(東京都文京区)のシステムにおける水質調査結果では、BOD、SS、N−Hexとも大幅に減少しています。また従来の処理システムで問題となっていた臭気の発生もなくなり、加えてシステム全体がコンパクトになるために、空きスペースを他の用途に利用できるようになります。今後販売するシステム価格は200m3/日の処理能力で約4,000万円、ランニングコストは従来の加圧浮上方式と比較して年間で1,330万円節約できるため、イニシャルコストは約3〜4年で回収可能です。

【背景】
 厨房から発生する排水処理においては、油脂分やタンパク質などが多く含まれているため、下水道に放流するためにはこれらの有機性汚濁物質を排出基準以下に除去することが必要です。
 従来こうした処理のためには、圧縮空気を水に溶解させ減圧することで発生する非常に細かい気泡に水中の固形物等を浮上させ、その浮力によって水中のSSを除去する加圧浮上方式が利用されています。この方式では処理効率を高めるために排水の特性に応じた薬品(凝集剤)を投入しなくてはならず、処理後に発生する汚泥の脱水装置、加圧ポンプや加圧浮上槽などの設置スペースが必要でした。

【システム内容】
 本システムは、微細な気泡を発生させる装置(ディフューザー)により曝気反応槽内の微生物や酸素濃度を高め、土壌微生物を高密度培養し、厨房排水に含まれる食物くず、油脂分などの有機性汚泥物質を高速分解する生物処理方式です。
 システムは曝気反応槽、整流槽、放流ポンプ槽の3槽構造で、反応槽から整流槽に送られた排水は処理水と土壌微生物とに素早く分離され、沈降した微生物はふたたび反応槽に返送されます。これを繰り返すことにより、産業廃棄物となる余剰汚泥が発生しない画期的なシステムです。
 従来の加圧浮上方式で必要だった脱水機、加圧ポンプ、加圧浮上槽などは不要になり、また反応槽、整流槽は床下に設置することができ、床上はブロワーと制御盤のみとなるため、空きスペースの有効活用が可能です。
 また排水中の悪臭物質は土壌菌により吸着分解されてしまうため、処理施設や処理水からの臭気は発生しなくなり、脱臭装置は不要です。
 運転管理は導入時に土壌菌を大量投入し、自動制御で反応槽内の微生物をコントロールするために微生物の追加投入は不要です。

【本システムの設計概要】
システム名称 NBSシステム
流入規模 200m3/日
原水 原水汚濁度(mg/?) 処理水質(mg/?)
BOD 800 10以下
SS 300 10以下
N−Hex(油脂分) 150 1以下
PH 5.5〜8.0 5.5〜8.5

【導入先での水質調査結果】
施設名称 東京ガーデンパレス
施工期間 平成14年1月20日〜3月30日
流入水量 100m3/日
水質調査日 平成14年3月28日
水質調査結果 放流水質(mg/?) 東京都下水道放流水質基準
(mg/?)
BOD 5.5 300以下
SS 0.8 100以下
N−Hex(油脂分) 0.5未満 15以下
PH 7.5 5.8〜8.6

【当設備の処理フロー】

浄化処理フロー概略
以上